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傷病手当金とはどんな制度?いくらもらえる?申請方法は?

傷病手当金とは産休以外に病気などで仕事を休んだ場合にもらえるお金です。
この記事では、傷病手当金とはどんな制度で、どんな人が、いくらもらえるのかに加えて、手続きの仕方を説明します。

傷病手当金とはどんな制度?

傷病手当金は、病気やケガで連続して4日以上仕事を休んだときに、その間の給料が出ない場合にもらえます。
条件にあてはまるとき「健康保険」から、休職4日目以降の分の傷病手当金がもらえます。

もらえる期間は最長1年6か月です。
妊娠中の場合は、つわりや、切迫早産、妊娠高血圧症候群、流産などで医師の診断書が出た場合に対象になります。

傷病手当金を受け取っている間に産休に入ると、出産手当金が優先されるので傷病手当金はもらえません。
しかし、傷病手当金の額が出産手当金の額よりも多ければ、その差額がもらえます!

傷病手当金っていくらもらえるの?

「月給÷30(日)」の2/3相当額休んだ日数分もらえます。

まつり

「月給」は傷病手当金をもらった一番最初の日以前の、継続した12か月の各月の「標準報酬月額」を平均した額です!
「標準報酬月額」は、厚生年金に加入されている方は毎年誕生日に届く「ねんきん定期便」にも記載されています!

休んだ日数が3日以内だと傷病手当金はもらえませんが、最初の3日間は有給で4日目以降が無給であればもらうことができます。
休職中に給料がでている場合は傷病手当金はもらえませんが、給料が傷病手当金の額より少なければ差額をもらうことができます。

どんな人がもらえるの?手続きはどうやるの?

傷病手当金は、勤め先の健康保険(共済組合)に加入している人が、連続4日以上休んだ場合にもらえます。

パパの扶養家族になっている場合や、国民健康保険に加入している場合はもらえません!

勤め先の担当者に、「傷病手当支給申請書、出勤簿の写し、賃金台帳の写し」などをそろえて、休業4日目以降、2年以内に提出します。

ほとんどの場合は、勤め先からもらったからもらった申請書に必要なことを書いて提出すれば、会社が必要な書類を添付して健保の窓口などに提出してくれます。
申請書に医師が書く欄があるので、それが診断書の代わりになります。
なので、一般的には医師の診断書を一緒に提出する必要はありません。

傷病手金の手続きの流れ
  1. お休みする
  2. 勤め先に連絡する
  3. 「傷病手当金支給申請書」を入手する
  4. 「傷病手当金支給申請書」に医師に必要なことを書いてもらう
  5. 勤め先や保険者に必要なものを確認し、揃えて提出する
  6. 入金される!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まつり

傷病手当金をもらうには、連続した3日間の「待機」が必要です。
申請書の「労務不能と認めた期間」には支給対象の初日(4日目)ではなく、休み始めた日(1日目)を医師に書いてもらいましょう!
はじめの3日分のお金も必ずもらいましょう!!!!!!!!!!

さいごに

私は妊娠中頭痛とめまいで1か月近く会社を行ったり行かなかったりしていた時期がありました。
積み立てていた有給や在宅勤務でなんとかしのげましたが、重たいつわりや切迫早産で休まざるを得ないママもいるはずです。
赤ちゃんのことを第一に安静に…とはいっても、気になりますよね、お金のこと。
これから赤ちゃんを育てていかなきゃいけないんですもん。お金だいじ。
カラダがつらいときに全額とは言わなくても1年半の期間傷病手当金がもらえると思ったら、少し安心しておやすみできませんか?
妊娠中だけでなく、復職後も条件さえ合えばもらえるお金です。
知っているだけで少し安心できる制度だと思うので、ちょっと頭の片隅に置いておいてくださいね。